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咬み合わせを考えた治療
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初診の患者さんのお口の中を拝見して、困ったなと思うことがあります。ごく初歩的なことですが、咬み合わせの全体的なバランスをとらずに治療がされているときです。
上下の歯がつくる咬み合わせがスムーズでないと、下のあごが動いて機能するときに問題が生じますし、いずれは隣接した歯も虫歯や歯周病になりやすくなります。その時々の場当たり的な治療でこのようなことが起きると考えられます。当院では"ボタンのかけ違い"と言っていますが、かけ違ったボタンは正しくしていきたいと考えていますし、かけ違わないように全体のバランスの中で治療したいものです。
咬み合わせを重視した治療
咬み合わせは、食べ物を咀しゃくするというとても重要な働きをしていますが、最近の研究ではあごやお口の中のいろいろな病気と深い関わりがあることがわかってきています。咬み合わせが悪いと顎関節に影響が出る顎関節症のほか、歯の破折、知覚過敏、歯周病、虫歯など、さまざまな症状を引き起こします。
シークエンシャル咬合理論とは
シークエンシャル咬合とは、ドナウ大学(オーストリア)のスラブチェック教授が提唱され、日本では神奈川歯科大学の佐藤貞雄教授が普及に努めておられる考え方です。
人類が二足歩行を始めて以来ヒトが本質的に抱えることになった咬み合わせの問題を解き明かし、個々の患者さんの問題も顎関節部と下あごの垂直的な前後左右の偏位として考えていくものです。特に矯正の分野では、従来の小臼歯抜歯でつじつまを合わせる水平思考とは次元の異なる、目からウロコの考え方です。この考え方を大切にして、日常の治療も行っていきたいと考えています。
診断をたてるための検査項目として以下のものがあります。
・フェイスボウを用いた半調節歯科咬合器への模型付着
・キャディアックス顎機能検査
・頭部X線規格写真撮影(セファログラム)
・ブラックスチェッカー(夜間歯ぎしりの検査)
これらの検査を総合して診断をたてていきます。器材や習熟を必要とし、保険ではカバーできませんが、矯正治療に入るときは必要な検査項目となります。
【咬み合わせの検査・診断】キャディアックス
矯正治療で咬み合わせを治すと同時に、全身のバランスや顎関節を考慮した治療を行うためのキャディアックスによる咬合診断を行います。
キャディアックスとは
シークエンシャル咬合理論に基づいて開発された「顎機能咬合診断診療プログラム」です。下あごの運動を測定する装置によって得られたデータをコンピュータによって解析し、患者さん個々の骨格形態を分析。咬合器の設定などを行います(咬合紙)。
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きもち:普通
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